【ニューヨーク共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は19日、新型コロナウイルスの感染が拡大する現状でも予定通りの開催を目指す東京五輪について「もちろん違うシナリオは検討している」と述べた。米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに答えた。 ただ「中止は議題にない」と強調し、7月からの東京五輪の延期について判断するには時期尚早との考えを改めて示した。 バッハ会長は「われわれも他のみんなと同様に、危機の影響を受けている」と認めた。五輪に向けて安倍晋三首相は「完全な形での開催を目指したい」と表明した。