今月もまた月末更新になってしまい、申し訳ありません。なおです。 昨年末亡くなられた中村勘三郎さんに続いて、市川團十郎さんまでもが、この世を去られたというニュースに、(歌舞伎ファンならずとも)ショックを受けた方が多いのではないかと思います。 かくいうなおは、「いつか、一度はナマで見てみたいな」という悠長な関心の持ち方だったので、勘三郎さんが亡くなられた時に続いて、改めて、「いつか」では、チャンスを逃す!と思い知らされたのでした。 (なんだか、近頃一部で流行しているらしいCMの「今でしょ!」みたいですね・汗) その、市川團十郎さんの本葬が営まれたというニュースに接して、私が注意を引かれたのは、祭壇の遺影の近くに置かれた、「正五位」と書かれた証書の入った額縁でした。 この「位」(「位階」とも)は、現代人にはあまりなじみのないものなのではないでしょうか。團十郎さんに「位」が追贈されたことは、ニュー