タグ

ブックマーク / ameblo.jp/umisodachi (53)

  • 『あれやこれやは言わないけど……』

    体調不良による公演中止は仕方がない。あのタイミングでの発表ということは、体調不良の発覚は当日だったのだろうと推察する。それで同日の公演が代役で実施できたのは奇跡に近い。 迅速な振替公演の決定も凄い。尊敬する。なかなかできることではない。 でも、結果として10公演連続実施になってしまったのは心配だ。主演の体力がいくらあっても。なぜなら、この作品はアンサンブルもかなり体力を消耗するタイプの内容だと思うから(ダンスや衣裳チェンジが多く、目まぐるしく展開する)。 以前、こんな記事を書いた。 https://ameblo.jp/umisodachi/entry-12170282555.html 「払い戻し以外の対応」を求める声が大きくなりすぎると、精神的にも身体的にも苦しむ人が発生するのではないかと私は不安になってしまう。そして、今回の措置が未来の公演になにかを強いるような影響を与えないことを切に願

    『あれやこれやは言わないけど……』
  • 『舞台『千と千尋の神隠し』』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 ジブリの名作『千と千尋の神隠し』をジョン・ケアードが舞台化。初演時は観ることができなかったのだが、再演は大阪公演があるということで初鑑賞。それにしても、大阪とロンドンで同時上演とか信じられないことをしているよな。ストーリーは割愛。 とにかく再現度がものすごいし、美術が想像の5倍くらい良かった。高さがあるセットと回転をうまく組み合わせた空間演出は当にジブリの世界に入ってしまった錯覚を覚える。映像もほどよい頻度に保っていて、あくまでもアナログな質感でファンタジーを実現しようとしているのが素晴らしい。しつこくならない程度に歌を盛り込んでいるのも効果的で、特にうわあっと大人数

    『舞台『千と千尋の神隠し』』
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2024/06/05
    川栄羽野観たくなるな
  • 『ジョジョ中止騒動:舞台業界大激震』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 まさか交通費や宿泊費まで補償することを明言するとは……このことを「当然だ」「むしろ、いままで客をなめすぎていたんだ」と評価する声が多いが、私はこの補償内容を見てかなり愕然としてしまった。これ、前例になるよ?大丈夫? もちろん、払い戻しは当然だしその際にかかった手数料を負担するのも道理だとは思う。演出・進行上の問題だったようだが、いずれにしても主催(プロデュース)のコントロールミスであることは確かなので、主催側が責任を負うことは当たり前だ。しかし!しかしだよ!? どんな理由であれ公演中止になったらそれは「客の責任」では絶対にないし、主催の責任であることに変わりないわけじゃ

    『ジョジョ中止騒動:舞台業界大激震』
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2024/02/08
    元舞台Pの方のご意見
  • 『舞台『パラサイト』※褒めていません・ネタバレあり』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 正直言って、かなり苦痛だった。原作の解釈、演出、演技とすべてが合わなくて何から言えばいいのか……。記録のためにも書いておこうと思う。なお、これはあくまでも私の個人的な感想にすぎないので書くが、マイナスなことばかりになるはずなのでイヤな気分になりたくない人は回れ右をお願いします。あ、あとネタバレしてます。 ・演技 まず、最もわかりやすいところで演技。真木よう子が下手なことは予想していたのでともかくとして(それにしても酷かったのだが)、語り部の役割を担う中心人物である宮沢氷魚の芝居がかなりキツかったのが残念。冒頭から、怪しい関西弁と訓練されていない発声、彼の雰囲気に合わない

    『舞台『パラサイト』※褒めていません・ネタバレあり』
  • 『『Six the Musical』』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 Hoooooooooo!!!めっちゃ良かったああああああああ!!! ヘンリー8世の歴代の6人がナンバー1の座を巡ってパフォーマンスしていくという形態のショー。1時間強と短いけれど、最初から最後までテンションぶちあがりの傑作だった。出演者もバンドも全部女性。 ライブ会場さながらに観客を盛り上げながら、離婚、処刑、死別、生存というそれぞれの結末を持つ6人が甲乙つけがたい存在感を放つ。それぞれにキャラクターが違うし、人生も違う。具体的なエピソードはほどほどに、史実に基づいた主観をベースに綴られていく歌詞も秀逸(なので、最低限の知識はあった方がいいと思う)。曲調もロックテイス

    『『Six the Musical』』
  • 『プペルバレエ!?』

    ミュージカルになって、歌舞伎になって、今度はバレエになるらしい。なにがって?プペルがだよ。 ミュージカルも歌舞伎も観ていないが(海外にいるので)、ミュージカル化の製作日記を観た時点では私はそこまで反感は抱いていなかった。 しかし、バレエ企画の製作総指揮?の方のnoteは許容しがたかった(炎上し、現在は削除されている)。 ・プペルバレエを古典にしたい。 ・バレエ団のレパートリーにするとバレエ団が潰れたらなくなるので、バレエ団に固定化されない演目にしたい。 ・バレエの演目は大人の感情を表現するものが多く、子どもが理解できる有名演目は『くるみ割り人形』くらいしかない。 ・そのために、プペルバレエを製作面含めまるっとパッケージ化してバレエ教室の発表会で上演できるようにしたい。 ・クリスマスにはくるみが上演されるように、ハロウィンにはプペルが上演されるようになってほしい。 とまあ、このような内容だっ

    『プペルバレエ!?』
  • 『70 『ウエスト・サイド・ストーリー』(日本公開2022年2月11日)』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 待ってましたあああああ!スティーブン・スピルバーグ版ウェストサイドを公開初日に!ストーリーは割愛。(知らない人は1961年版を観ましょう。要はロミオとジュリエットのNY版です) キャスティングは設定人種に厳密に、時代考証は確実に(多分)、シャーク団まわりはスペイン語も多用して(スペイン語には字幕入らず)、リアリティを追求して作られたリメイク作品だった。セリフもかなり追加されていて、時代背景やメインキャストの心情がより鮮明に。もちろんその代償として失われた要素もあるが、総じて成功したリメイクだといえるだろう。 まず、上空から始まるユニークなカメラアングルのオープニングの衝

    『70 『ウエスト・サイド・ストーリー』(日本公開2022年2月11日)』
  • 『舞台界隈が燃えがちな最近。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。

    『舞台界隈が燃えがちな最近。』
  • 『プペルミュージカルについて(しれっと限定記事から解放してみる)』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 プぺルミュージカルのキャストがゴリゴリのミュージカル俳優で固められていたことで、ここ数日かなりミュージカルファンはザワついていた。じっと様子をうかがっていた。 西野氏のオンラインサロンについては、私も良い印象は持っていない。無茶苦茶なことで金を取るなあと思うし、鼓舞しているのか脅しているのかよくわからない言い回しで「信者」を搾取しているようには感じる。確かに脅迫しているわけでもなければ、押し売りをしているわけでもないみたいではあるが、「好きで参加しているんだからいいだろ」と割り切る事案ではない気がする。実際、息子が大学生くらいになって入れ込んでいたら心配になるしね。だか

    『プペルミュージカルについて(しれっと限定記事から解放してみる)』
  • 『プペルミュージカルについて(しれっと限定記事から解放してみる)』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 プぺルミュージカルのキャストがゴリゴリのミュージカル俳優で固められていたことで、ここ数日かなりミュージカルファンはザワついていた。じっと様子をうかがっていた。 西野氏のオンラインサロンについては、私も良い印象は持っていない。無茶苦茶なことで金を取るなあと思うし、鼓舞しているのか脅しているのかよくわからない言い回しで「信者」を搾取しているようには感じる。確かに脅迫しているわけでもなければ、押し売りをしているわけでもないみたいではあるが、「好きで参加しているんだからいいだろ」と割り切る事案ではない気がする。実際、息子が大学生くらいになって入れ込んでいたら心配になるしね。だか

    『プペルミュージカルについて(しれっと限定記事から解放してみる)』
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2021/06/14
    ちょっと歯切れが悪い
  • 『舞台クラスター発生の影響について。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 シアターモリエールの公演でクラスターが発生した。ワイドショーではトップ扱いになっているし、演劇人たちはネット上で怒ったり嘆いたり。遂に恐れていた事態が起こったという感じである。 今回の舞台について、「ホストまがい」とか「舞台役者じゃない人たちのイベント」とか「不届き者」などと表現しても意味がない。そうやって、ただでさえ狭い演劇業界を自ら分断してどうするんだ。それよりも、これから上演する舞台のために、今回のことを冷静に反省した方がずっと建設的だろう。 とはいえ、カンパニー内や観客内で感染者を出さないようにするのは不可能だと思う。今回の舞台において対策の穴があったのは事実の

    『舞台クラスター発生の影響について。』
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2020/07/14
    舞台プロデューサーをやっていた方(RT)のエントリ
  • 『『「12人の優しい日本人」を読む会』と、これからの舞台業界』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 これを観た!映画化もされた東京サンシャインボーイズの代表作。当時のメンバー+αの錚々たるメンバーで、zoomにて実施。純粋に団をそのまま読んでいくという感じだったのだが、とても面白かった。 舞台の稽古は最初に顔合わせがあり、その後で読み合わせをすることが多い。私はこの読み合わせに立ち会うのが大好きだった。台の理解度、経験値、瞬発力など、役者が持つ力がハッキリわかる場だからだ。上手い人が読み上げる瞬間に、平面だった世界がパタパタと立体的に変化していく……そんな感覚。そういうときはゾクゾクして鳥肌が立ってしまう。 この企画は上手い人ばかりが参加しているので、ゾクゾクがず

    『『「12人の優しい日本人」を読む会』と、これからの舞台業界』
  • 『新型コロナ騒動。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 舞台の延期や中止が相次いでいる。私も手持ちのチケットがいくつか無効に……(払い戻されるけど)。 なんだかなあ。劇場やコンサート会場を閉鎖してもなあ。飲店や電車はそのままなのに?っていう気がしてしまう。そもそも、感染経路をたどることもできず、実際に感染がどれくらい広がっているのかもわからない中で、なぜエンタメイベントだけ狙い打ちされているのか? 東京マラソンの一般参加が中止になったが、参加費の払い戻しはなしと発表された。「現時点までに使われた経費が膨大だし、それはすべて開示されている」と擁護しているツイートを見たが、そんなことを言ったら舞台だって、「幕が開くまでに使われ

    『新型コロナ騒動。』
  • 『『フランケンシュタイン』(追記あり)』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 韓国発のミュージカル。『フランケンシュタイン』を大胆にアレンジした。初演は見逃したので今回が初めての鑑賞。 優秀な学者のアンリは戦場で天才科学者ビクター・フランケンシュタインに命を救われる。友情で結ばれたふたりは、ビクターの野望である生命創造に邁進する。戦争が終わり故郷に戻ったビクターだが、過去のある出来事のせいで住民からは疎まれる。そんなある日、研究のための新鮮な死体が手に入らないと嘆くビクターたちをトラブルが襲い、アンリが無実の罪で死刑に処されてしまう。アンリは自らを研究に役立ててくれと願い、ビクターは遂に研究を完成させるが……。 これは……なんとも評価しにくい作品

    『『フランケンシュタイン』(追記あり)』
    kaeru-no-tsura
    kaeru-no-tsura 2020/01/22
    初見の人が“1周回る”過程w 沸き起こるツッコミの嵐!
  • 『あくまで私見。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 ありがたいことに、今も数年前に書いたこちらの記事がけっこう読まれている。 舞台のCD化やDVD化について。 そして、どうやら某東宝ミュージカルのDVD化要望の件でプチ炎上したようで……。その話題の中で「宝塚2.5次元を見習って」みたいな意見が散見されたので、ちょっと私の意見を。 まず第一に、すぐ翌年に再演するというのは、チケットが取れなかった人たちに対してできる最大の努力だと私は思う。さらに言うと、キャストが変わるのは舞台の宿命だから仕方がないとも思う。これが大前提。 そして、上の記事に書いたように、DVD化は費用も手間もかかる。でもって、誤解されているような気がする

    『あくまで私見。』
  • 『客席。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 数日前に観た某舞台でいたんだよ…前のめりが。 私は友人と観に行っていて、その隣の人が前のめりになっていた。しかも、けっこう大柄な男性。自分の隣ではなかったので2幕の途中まで気付かなくて、気づいても注意できる距離でもなかったのでどうすることもできなかった。ちなみに、前から6列目のど真ん中。あらゆる状況から鑑みて、関係者の確率は高いのかなあ。そのすぐ後ろの席から傾斜がついている劇場だったのが不幸中の幸いだけど、それでも後ろの人の視界は妨げられていたのではないかと思う。 前の人が身を乗り出すと、視界は妨げられる。妨げられないのは基的に中通路後ろしかない。それは否定できない事

    『客席。』
  • 『キャラメルボックス休止。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 演劇集団キャラメルボックスの活動休止および株式会社ネビュラプロジェクト破産申立のニュースは衝撃だった。少なからず演劇界にショックを与えたことは間違いないだろう。 このブログを読んでくださっている方は薄々感じていると思うが、私は難解な作品を好みがちだ。こと演劇に関しては、社会の暗部を照らしていたり、解釈の余地が大幅にある作品に強く惹かれる傾向がある。そういった作品は、キャラメルボックスの作品とは正反対といっていい。 では、キャラメルボックスの作品が苦手かというと、そんなことはない。初めて観たのは舞台の仕事に就いてからだったのだが、「こんなに真摯な劇団があるのか」と感動した

    『キャラメルボックス休止。』
  • 『ブロードウェイミュージカル『キンキー・ブーツ』』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 初演時の座組を残して再演。あらすじなど割愛。初演時のブログを貼っておきます。 ミュージカル『キンキーブーツ』 『キンキー・ブーツ』2回目@大阪 私の中ですっかり「尊き人」となった三浦春馬のローラに待望の再会。今の三浦春馬からは、凄まじかった 『罪と罰』 など色々な経験を経て、存分に自信を身に着けたんだなというのが伝わってくる。初演のときは、初ミュージカルへの微かな緊張があった。必死で身体を作り、必死でダンスを鍛錬し、必死で歌唱指導を受けて、ようやく納得できるローラとしてステージに立てました!やってやる!という感じ。しかし、再演では違った。自分の力量や表現に対して、微塵も

    『ブロードウェイミュージカル『キンキー・ブーツ』』
  • 『日本のミュージカルにおけるブラックフェイス問題。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 大晦日のバラエティでブラックフェイス問題が燃え上っている。 ブラックフェイス問題が常に絡んでいるのはミュージカルも同じなので、 今日はこのことについて考えてみたい。 日で翻訳ミュージカルを上演する際、 黒塗りとまではいかなくても、全身を褐色に塗ったりすることは多い。 『メンフィス』『シスターアクト』劇団四季『ウェストサイド物語』など、 例として挙げられる作品はいくつもあり、その度に違和感を覚える人はいた。 (ただし、ウェストサイド〜はアフリカアメリカンではなくヒスパニック) アジア人である日人が違う人種を演じる、という難しさが根底にあるので、 究極的にはある程度の

    『日本のミュージカルにおけるブラックフェイス問題。』
  • 『平日ソワレと子役。』

    休暇中映画と舞台の鑑賞日記 8年ほど主に舞台のプロデューサーをやっていました。新卒以来はじめての長期ゆったり期間突入。 しばらく何でも鑑賞しまくります。2020年は映画館での鑑賞数140!すべてレビューを書いています。 『ビリー・エリオット』の平日ソワレが17時45分開演という件。 まあ、平日ソワレは少ないし、特にこの公演はスタートが早いね。確かに。 平日ソワレが少なかったり、開演時間が早かったりするのには理由がある。 まず、私が担当した舞台では例外なく、平日ソワレが最も売れなかった。 どんなに回数が少なかろうが、売れない。19時開演だろうが19時半開演だろうが、売れない。 そもそも若い世代の絶対数が少ない。まあ、大型ミュージカルはチケット代も高いしね……。 ソワレ多めに設定することが多い2.5次元舞台とは、根的に観客の世代割合が異なるのだ。 また、劇場の退館時間の問題もある。 海外

    『平日ソワレと子役。』