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ブックマーク / musicalandplay.com (5)

  • ナショナル・シアター・ライブ『オーディエンス』の資料を勝手に作ったはなし – 海外観劇日記のつづき

    こちらは、Lilyさん企画の、ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)が日に上陸して10周年を記念した非公式ファンイベント「ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)アドベント」22日目の記事です。 アドベント企画の概要は下記のリンクよりご確認ください。皆さんがNTLiveの思い出を語っておられるのを読んで、参加させてもらうことにしました。 https://adventar.org/calendars/8757 初めましての方はこんにちは、annnaです。元々はイギリスドラマやイギリスのミュージカルが好きだったのですが、2015年あたりからストレートプレイも見に行くようになり、最近はそちらの比率のほうが多くなりました。この10年の間は、ロンドンに住んで舞台に通った時期もありますが、基的には日在住で、たまに観劇旅行に行けるのを楽しみにしています。ハドリー・フレイザーとジェイミー・

  • Peter Pan – 海外観劇日記のつづき

    ナショナル・シアターの配信サービスNational Theatre at homeで鑑賞。【公式サイトはこちら】 フック船長とウェンディの母親を同じ役者が演じるキャスティングと、母親の描かれ方に注目して見ていると面白かったので、感想を書いていこうと思う。 このプロダクションはナショナル・シアターとブリストル・オールド・ヴィクの共同制作で、ブリストル・オールド・ヴィクでの初演は2012年、ナショナル・シアターのオリヴィエ・シアターでの上演は2016年から2017年にかけて行われ、2017年の上演終了後にNational Theatre Liveで上映された。 作:JM Barrie 演出:Sally Cookson ドラマツルギー :Mike Akers 美術:Michael Vale 衣装:Katie Sykes 照明:Aideen Malone 音楽:Benji Bower 音響:Dom

  • ITAの配信編集のうまさ – 海外観劇日記のつづき

    ITAlive(Internationaal Theater Amsterdamの演劇配信のこと)を見たことがある人なら、その配信映像のクオリティに異存はないと思う。 俳優の演技をきちんと捉え、セットや照明の美しさも伝わる。各ショットの構図も美しく決まっている。配信で見ていてもストレスが少ない。 Roman TragediesやKings of Warを見ていて、配信映像をうまく作る具体的な手段だな、と思ったポイントがひとつあったので書いておこうと思う。 劇場からの配信映像について そもそも演劇の配信がストレスになるというのは、観客に「生で見た方が良い」と思わせてしまう瞬間があるということだと思う。 カメラの捉えたところしか画面に映らないため、見たいところが映らない場合や、劇場の空間を共有していないせいで、その場の感覚を把握しにくいという場合に、観客が不満を持ちやすいかもしれない。 セリフ

  • トロンプ・ルイユ – 海外観劇日記のつづき

    パラドックス定数 第44項 「トロンプ・ルイユ」 (シアター風姿花伝/野木萌葱作演出) 2019/1/12 昨年に鑑賞した「ブロウクン・コンソート」以来の2度目のパラドックス定数。そのときは、裏社会と暴力ルールに馴染みがなさすぎて入り込みきれないままだったが、今回は大きくテイストが違い、ものすごく好みであった。 (しかし前回の記憶が強すぎて、いつ誰が誰を殺すのかハラハラしている時間はあった。誰も犯罪者ではなかったのでホッとした。) 1人2(人間と馬)役 役者は6人。それぞれが競走馬1頭と人間1人を演じる。演じられるのは、競走馬の農場のスタッフ、オーナー、観客たちと、競走馬たちの数レースを巡る悲喜こもごもだ。大いに笑い、心が揺さぶられ、涙もしてしまうような爽やかな作品だった。 1時間50分の一幕もので、コンパクトにまとまっているが、中身はかなり充実している。キャラクターは人と馬で12名いる上

  • 骨と十字架 – 海外観劇日記のつづき

    骨と十字架(新国立劇場 小劇場) Keep Walking 2019/7/20 パラドックス定数の野木萌葱による新作。パラドックス定数は、『ブロウクン・コンソート』と『トロンプ・ルイユ』を見たことがあるが、今回は劇団員の出演ではなく、演出も新国立劇場演劇芸術監督に就任した小川絵梨子である。友人のすすめでチケットを購入。 イエズス会の司祭でありながら、古生物学・地質学者であった、ピエール・テイヤール・ド・シャルダン(1881-1955)が主人公。キリスト教的進化論を唱えるテイヤールの学術活動に検邪聖省(かつての異端審問所)から圧力がかかるところから物語は始まる。 出演:神農直隆、小林隆、伊達暁、佐藤祐基、近藤芳正 美術:乘峯雅寛、照明:榊美香、音響:福澤裕之、衣裳:前田文子 感想(ややネタバレ注意) 異端審問と聞き、最初に思い描いていたのはショーの『聖ジョウン』だった。しかし『骨と十字架』の

    骨と十字架 – 海外観劇日記のつづき
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