続いては、特集です。アメリカ統治下の沖縄で、実際にあった事件を基に構成された物語の舞台が、来月、沖縄で初めて公演されます。物語では、本土復帰とアメリカ軍の存在との狭間にいる沖縄の人の様々な気持ちを表現されています。今回、脚本を手がけた劇作家や出演者への取材を通して沖縄で舞台を披露する思いを聞きました。 劇作家・兼島拓也さん「沖縄の過去の歴史を伝えると同時に過去から現在までに流れている時間が変わらないことと、変わってしまってることを全部含んだ形でこの作品は描かれるべきなんじゃないかって思ったので」 県内在住の若手劇作家・兼島拓也さん。沖縄本土復帰50年の年に神奈川で上演された話題作「ライカムで待っとく」の脚本を手掛けました。「ライカムで待っとく」は、アメリカ統治下の沖縄で起こったアメリカ兵に対する殺傷事件を追う雑誌記者が過去と現在が渾然となった不可解な状況下にいざなわれていくさまをミステリー