今から2年前の2012年の6月20日、レンタルサーバー会社のファーストサーバは、大規模な顧客データの消失事故を引き起こした。あのときなにが起こったか? ファーストサーバのさまざまな部門の担当に、当時の状態を振り返ってもらった。 ファーストサーバは今も変わらずビジネスを展開している ファーストサーバの顧客データ消失事故に関するドキュメンタリーを書きたいと思った。事故の原因究明や責任の所在を明らかにするのではなく、当事者の話を積み上げていくような記事が書きたいと思った。 そして、今回ファーストサーバの全面的な協力により、事故当時から現場を統率してきた現代表取締役社長の村竹昌人氏をはじめ、営業、開発、運用、マーケティング、広報、サポート、管理など各部門の担当者に話を聞くことができた(以下、敬称略・役職は現職)。 事故から2年間の間、ファーストサーバはひたすら事故の影響を受けたユーザーへの対応と再
前回、「夫の世話なんかしねーよ」ということを書いたのですが(http://nejiko.hatenadiary.com/entry/2014/07/16/075930)、似たような話で「配偶者のことを主人と呼ぶのが気持ち悪い問題」というのがあります。わたしは夫のことを「主人」と呼んだことはないのですが、正直他人が「うちの主人が……」とか言っているのも気持ち悪い。配偶者の呼称なんて各家庭で好きなものを採用すればいいので、勝手に気持ち悪がっているのも大変失礼な話だとはわかっているのですが、どうしてもダメです、生理的に受け付けない、というやつです。まあある程度オフィシャルな場面で、女性が配偶者のことを「主人」と表現するのは、「オフィシャルな表現として採用したんだな」と思いますし、あまり言葉の意味合いに敏感でない人だな、と思うだけなのですが、個人的なインターネットなどでわざわざ「主人」と書いている
大量の顧客情報が流出した通信教育大手ベネッセホールディングス(HD)は22日、各地で開いたスタンプラリーや発行雑誌のアンケートで集めたが、会員にはなったことがない人の情報も流出していたと発表した。クレジットカード番号など重要情報が流出した可能性があることも公表。現時点で流出が確定したのは少なくとも約2300万件。なお流出の全容は把握できておらず、どこまで増えるのか見通せない状況だ。 ベネッセHDは21日夜、運営するインターネットの二つのサイト「ベネッセウィメンズパーク」と「ベネッセライフスマイルショップ」の顧客や会員の情報が流出していたと発表した。新たな流出は、不正競争防止法違反の疑いで逮捕された松崎正臣容疑者(39)が6月17日と同27日に社内データベースからスマートフォンにコピーした顧客データを精査したことから、判明した。 22日に会見した松本主税執行役員は「これまでは流出が確認されて
勧誘も謝罪も「外注」で――。利用者の個人情報が大量流出した通信教育大手ベネッセホールディングス(HD)は、利用客らの問い合わせなどに応じる電話の窓口業務を派遣会社に委託した。社員だけでは対応しきれないためだが、謝罪業務を委託する企業姿勢を疑問視する声もある。 窓口業務の派遣会社員は、情報流出が発覚するまでは新規会員の勧誘業務をしていた。 元派遣会社員によると、派遣会社から「お仕事の募集」と書かれたメールが届いたのは11日。14日から今月末まで、専用フリーダイヤルに対応する、「毎日怒られる仕事」だという。時給は1100円。ベネッセが情報流出を発表した9日に、派遣契約を打ち切られた人が対象だ。 12日には謝罪の仕事について、「ネット上などで口外しないように」と注意喚起するメールも届いた。
※長いです。それと、過去性犯罪に遭われた方はフラッシュバックにご注意下さい。 小学校高学年の頃だったと思う。 親と喧嘩して、夜8時くらいに家を飛び出したことがあった。 行くところもなく街中をふらついてたら、男に家まで送ってあげると話し掛けられ、車に押し込まれた。 車に乗せられた後の記憶は前後関係が曖昧。 家がバレるのはまずいと思ったこと。 仕事の帰り?え、小学生なの?大人っぽく見えるね、などとニヤニヤしながら言われたこと。 怖がらなくて良いからね、公務員だから信用してねと、免許証を目の前にかざされたが、よく見えなかったこと。 耳を塞ぎたくなるような卑猥な話を延々とされたこと。 タダで送ってもらおうなんてムシが良すぎると言われたこと。 伝えた家の方向とは違う、人気のない、小さな川のそばで車を停められたこと。 ドアを開けて叫ぼうとしたが、手で口を塞がれたこと。 男の手のひらに唇が触れて気持ちが
7月17日にウクライナ東部上空で発生したマレーシア機撃墜事件だが、依然として真相はなかなか明らかになっていない。 また、今回の事件では防空システムによる撃墜が有力視されているが、このような軍事技術と事件の真相とが密接に結びついているため、理解が難しい部分もある。今回の件で筆者はかなりの回数、テレビ・ラジオに出演し、あるいは新聞等の取材を受けたが、「そもそも高度1万mを飛んでいる飛行機など撃墜できるのか?」など、かなり初歩的な部分から解説しなければならないケースが多かった。 そこで以下の本稿では、防空システムとはどんなものか。防空システムが民間機を撃墜してしまうことはありえるのか。誰が撃ったか特定は可能なのか・・・などの点について、なるべく分かりやすく解説してみたい。 防空システムとは最も広く定義した場合の防空システムとは、敵の航空機やミサイルが望ましくない空域に入って来られないようにする兵
主戦場としての情報戦7月17日に発生したマレーシア航空17便の撃墜事件を巡り、米露の情報戦が活発化している。 今回の撃墜事件では、全く無辜の一般人が300人近くも死亡している上、その大部分はウクライナ情勢を巡ってロシアと緊張関係にある欧州諸国の国民であった。 このため、「今回の撃墜を誰がやったのか?」という問題が、ウクライナ情勢全体に対する各国の立場を決定的にする可能性が高い。今回の事件が「ゲーム・チェンジャー」(情勢を大きく変える出来事)と呼ばれている所以だ。 それだけに、各国の力の入れ方は凄まじい。前回の小欄で書いたように、筆者は現在のところ、ドネツクの親露派武装勢力が民間機をウクライナ軍機と誤認したのではないかと考えているが、これが立証されるか、あるいは国際的な認識として定着してしまえば、親露派やその後ろ盾であるロシアの立場は決定的に悪化する。 逆にウクライナのポロシェンコ政権にして
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