中国の胡錦濤前国家主席の息子である胡海峰氏の動向が12月27日を最後に不明になった。胡海峰氏は浙江省麗水市の中国共産党委員会書記だが、職務として主宰する会議など公の場での活動が伝えられなくなった。また、中国のSNSの微博(ウェイボー)では、「胡海峰」の語で検索しても、拒絶されるようになった。 中国では省や市など地域ごとに共産党委員会が設けられている。共産党委員会は地元政府を指導する立場で、そのトップは委員会書記だ。胡海峰氏は浙江省麗水市の中国共産党委員会書記なので、同市トップの地位にある。そして中国共産党麗水市委員会の重要な活動を主宰する立場だ。 公式発表によると、胡海峰氏が最後に公の場に姿を現したのは12月27日で、共産党麗水市委員会常務委員会の会議で活動報告と総括演説を行った。しかし1月4日の重要会議には姿を見せず、微博での検索もできなくなった。同会議は習近平共産党総書記(国家主席)の