タグ

ブックマーク / sessai.cocolog-nifty.com (3)

  • 日本の「無政府状態」 - 雪斎の随想録

    ■ ただ今、日では、とんでもない事態が起こっている。 事実上の「無政府状態」が出現しているのである。 昨日の内に、組閣、認証という手続きを済ませて、菅内閣発足かと思いきや、まだ発足していないことには、驚いた。昨日、鳩山内閣は総辞職したので、現在の日には、総理以下の閣僚は誰もいない。 国会で首班指名を受けたとしても、認証を経ていないのだから、菅直人氏は、まだ総理大臣ではないのである。 聞くところによれば、組閣、認証を経た発足は、8日だそうである。 この数日の内に、突発事態が生じたら、誰が対応するのか。 たとえば、自衛隊を動かすのは、だれか。 北澤前任大臣には、その権限はない。後任は、まだきまっていない。 それとも、自衛隊が勝手に動くのか。 こうしたことは、何故、問われないのか。 もっとも、憲法71条には、次の内閣発足までは前任内閣が職務を「引き継ぎ」的に続けるという趣旨の規定がある。「前

    日本の「無政府状態」 - 雪斎の随想録
  • 「政権交代」の四パターン - 雪斎の随想録

    ■ 昨日のエントリーの続きである。 衆議院議席総数480の内、60議席分を公明党や共産党、社民党が分け合うとして、考えなければならないのは、自民党と民主党が、420議席の内、どれだけを取るかという話である。 現在は、大体。自民党が300、民主党が120といった配分である。 昨日のエントリーの議論の前提は、2000年6月選挙直前の森喜朗内閣支持率、18パーセントである。これは、目下の支持率と同じ水準である。当時、「永田町」インサイダーだった雪斎は、「どうしようもない選挙だ…」と思っていたのであるけれども、結果は、自民党の233議席獲得であった。内閣支持率20パーセント割れでも、230台に留まるとすれば、更に減らすためには、別の理由が考慮されなければなるまい。 次のようなシミューレーションを考える。 ① 自民党 220   民主党 200 これは、自公現体制の維持というパターンである。客観的に

    「政権交代」の四パターン - 雪斎の随想録
  • 世論に惑わず政治に拘わらず - 雪斎の随想録

    ■ 前回のエントリーの補足である。 「農民の救済を唱え政治の改革を叫ばんとする者は、先ず軍服を脱ぎ然る後に行え」。 終戦時の陸軍大臣であった阿南惟幾は、二・二六事件の折、陸軍幼年学校校長として全校生徒を集めて、このように訓示したと伝えられる。 因みに、戦前には武官は誰でも頭に入れておくことが要求された「軍人勅諭」には、次のような一説がある。 一、軍人は忠節を尽すを分とすへし 抑(そもそも)国家を保護し国権を維持するは兵力に在れは兵力の消長は是(これ)国運の盛衰なることを弁(わきま)へ世論に惑はす政治に拘(かかは)らす只々一途に己か分の忠節を守り義は山岳よりも重く死は鴻毛(こうもう)よりも軽しと覚悟せよ其(その)操(みさを)を破りて不覚を取り汚名を受くるなかれ 「世論に惑わず政治に拘わらず」とぃうのが、武官の領分だというのである。 『軍人勅諭』に書かれてあることには、雪斎は総じて異存はな

    世論に惑わず政治に拘わらず - 雪斎の随想録
  • 1