熊本に精肉業を営む牛島孝治さんという人がいる。肉の表示に不正が多いことから1999年、不正表示を調査する市民団体「あ~消費者の目」を設立。本業の傍らで、食肉のGメンをやっている。 スーパーや肉屋で販売されている食肉の偽装表示や表示義務違反を食肉のプロの目で告発している。偽装表示されている肉を証拠として自腹で買い取るのが牛島さんの流儀。 62歳の牛島さんは同業者を告発するのは心苦しいことだ、という。それでも精肉業を営むものの使命とし「心を鬼にして、自分が生きている限り、不正を告発していきたい」と意気込む。 偽装工作は牛島さんが高校を中退して精肉店で修行していた40年以上前から、日常的に横行していた。これは食肉業界の根の深い体質ではなかろうか。 雪印食品がBSE問題で国産牛肉買い取り事業を悪用して、外国産の安い牛肉を国産と偽って農林水産省に買い取らせていたことが発覚したのは2002年。 さらに
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