アップルコンピュータは12日、動画再生に対応したiPod(以下、ビデオiPod)を発表した。30GB(ギガバイト)版が厚さ11ミリ、60GB版が14ミリと薄型化し、液晶画面は2.5インチ、QVGAでH264とMPEG4に対応した動画再生ができる。価格は30GB版が299ドル(日本では34,800円)60GB版が399ドル(同46,800円)。ビデオiPod発売にあたり、管理ソフトも新版「iTune6」が公開された。 ここでは先週に引き続き、ビデオiPod登場で携帯端末競争がどのようにすすもうとしているのかを分析してみよう。 ビデオiPodの発売で最も評価すべきところは、人気のある番組コンテンツをそのまま動画配信することだ。ウォルト・ディズニーと提携し、傘下のTVネットワーク・ABCが制作する「Desperate Housewives」の配信を開始した。放映の翌日に配信でき、過去のシリーズ