GNU/Linuxデスクトップに携わる開発者は、フォントをすぐさま有効化/無効化できるフォントマネージャの登場を待ち望んでいる。そうしたツールがなければ、膨大な量のシステムメモリをフォントのコレクションに充てるか、個別にフォントをインストール/アンインストールして必要なフォントをプロジェクトごとに手作業で管理しなければならなくなる。厄介なのは、実用的なフォントマネージャには1.0リリースどころかアドバンストベータにこぎ着けたものさえ存在しないことだ。今のところ、1.0に最も近いのが、最新バージョンが0.2のFonty Pythonである。 Fonty Pythonでは、フォントが「pog」という集合にグループ化されており、カレントのユーザアカウントに対するフォントのインストール/アンインストールはpog単位で行われる。フォントは、読み込みが終わり次第、ほかのプログラムで使えるようになる。