卓球・アジア選手権(15日、中国・無錫)女子シングルス決勝で平野美宇(17)=エリートアカデミー=が世界5位の陳夢(23)=中国=を3-0で破り初優勝。この種目では1996年の小山ちれ以来、21年ぶりの快挙となった。 陳へ向けられた「加油(がんばれ)!」の大合唱にもめげなかった。平野は第1ゲームを11-9で先取。続く第2ゲームは11-8でものにした。第3ゲームは11-7で奪うと、コート上で飛びはねて喜びを爆発させ、完全アウェーの“敵地”で大観衆を黙らせた。 17歳の誕生日だった14日の準々決勝で昨年のリオデジャネイロ五輪金メダリストで世界1位の丁寧(26)=中国=から金星を挙げた。実は昨年の誕生日は“ミウミマ”コンビの親友・伊藤美誠(16)=スターツ=がリオデジャネイロ五輪予選で丁寧から金星を挙げた。「今年は(自分の手で)もっといい誕生日にしたいと思っていた」と女王との運命の巡り合わせ