住宅の断熱の大切さが言われるようになって久しい。しかし未だに日本の住宅は、世界的に見て、断熱性能が低いことで有名である。断熱性能が低い家は、外気の影響を受けやすいため、冬に寒く夏に暑い。当然、冷暖房に過大なエネルギーが必要となり、また住む人の健康にも悪影響を及ぼすことが明らかになっている。 住宅の断熱性能で大きなカギになるのが窓である。窓は、屋外の景色や太陽の光、自然の風を採り込む大切な部位だが、その分エネルギーの出入りが大きく、断熱の弱点になりがちだ。窓の性能いかんによって、室内の快適性や家庭でのエネルギー消費量は大きく変わる。 窓の断熱性能は「熱貫流率」と呼ばれる熱の伝えやすさを表す値で表される。これは数字が小さくなるほど性能が高い。経済産業省が定めた「省エネ建材等級表示区分」では、最高等級とされる星4つの熱貫流率は2.33以下であるが、ドイツでは1.3を最低基準としていて、他の欧州各
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