携帯電話やインターネットの普及、愛好者層の高齢化を受け、アマチュア無線を楽しむ“ハム”の人口が減少するなか、アイコムのアマチュア無線機「IC-7300」がヒットしている。全世界での累計出荷数が10万台を超え、アイコムによると「世界のハムの約30人に1人がIC-7300を購入した計算になる」としている。日本でも、若手ハムの育成を目的に、総務省がアマチュア無線の規制緩和を行うなどして、日本アマチュア無線連盟(JARL)の会員数が27年ぶりに増加。かつて“趣味の王様”と呼ばれたアマチュア無線が、令和になって若年層のハートをとらえつつある。 全世界での累計出荷数が10万台を超えたアイコムのアマチュア無線機「IC-7300」。実売価格は108,000円前後 IC-7300は、アイコムが2016年1月に発売したアマチュア無線機(トランシーバー)。海外との交信が可能なHF帯の送受信が可能な製品ながら、信