2013年9月10日、Grails 2.3.0がリリースされました。このバージョンでは次期バージョン3.0をターゲットに、大幅に改善・向上が行われています。例えば、以前から課題になっていたXSS問題を解決すべくGSP関連のエスケーピングの考え方、Grailsの振る舞いに適したリクエストバインディング、さらには今後Webアプリケーションには必須となるRESTの実装、開発時の動作を改善するための仕組み改良などです。 この記事では、そんな次世代へ向けたGrails 2.3.0の更新内容を、公式ドキュメントの内容を拝借しながら紹介したいと思います。 Grails 2.3.0 の更新内容始めにGrails 2.3.0での更新概要を以下に示します。整頓すると、大まかに分けると五つの項目に分類できます。 コントローラ・ビュー コントローラにネームスペース定義が可能に。 コントローラ例外ハンドリング。 フ