ウクライナによるロシア国内のワイルドベリー倉庫への一連のドローン攻撃は、単なる軍事作戦ではなく、明確に誤ったエスカレーションだった。そしてこの動向は、ウクライナの大義そのものを毀損しつつある。 7月18日と21日から22日にかけて実施された攻撃では、モスクワ近郊やタンボフ、クラスノダール地方などの倉庫が標的にされ、作業員8人が死亡し、多数が負傷した。大規模な火災も発生し、現在も燃え続けている拠点がある。この攻撃をウクライナ政府が「軍事目標だった」と正当化する主張は、結果として民間人の命を奪い、一般市民の生活を支える経済インフラを破壊した点で、到底容認できるものではない。なお、いうまでもなく、ロシアはすでにこうした残酷な攻撃を行っているではないとする議論は、そもそもがこのエスカレーションを容認する議論に他ならない。 民間人の犠牲と経済的損失 ワイルドベリーはロシア最大のオンライン小売企業であ

