ってなワケで、“余談王”梶浦秀麿プレゼンツ、「闘う観客」的映画の観方、愉しみ方を勝手に提案!とかいう主旨らしきコラムのはじまりなのである。まずは『アイ・アム・サム』についての濃~い分析だ。 今年上半期の映画の中でも個人的に超スキなので、『アイ・アム・サム』の話をしたい。だけどこの映画、いわゆる映画評論家の人達にはエラく評判が悪い。好みは人それぞれだと思うんだけど、もうクソミソな言われ方をしてて、あんまりその言い分が酷いので、ちょっと反論したくなってしまった。 特に僕が日頃から愛読してるTVブロスの映画コーナーなんだけど、その12(6/8-21)号では酷評のオンパレードなのだ。「試写室に火をつけろ!」のミルクマン斉藤センセイは、主演のショーン・ペンの監督作『プレッジ』を褒めたついでに「“サム”みたいな醜い映画に出るくらいなら監督に専念すべきっ!」なんて言ってる。「醜い映画」……ってのはあんま