「インターネットにおけるセキュリティ問題の一つが、パスワードの使い回し。Webブラウザーでそれを防げるような機能を開発中だ」。Webブラウザー「Chrome」のセキュリティを担当する、米グーグルのイアン・フェッティ シニアプロダクトマネージャーは2012年11月29日、グーグルが都内で実施した説明会において、Chromeのセキュリティ機能について解説した。 フェッティ氏によれば、Chromeの開発原則は「Speed(速さ)」「Simplicity(シンプルさ)」「Security(セキュリティ)」の「3つのS」だという。セキュリティが原則の一つになっているのは、「インターネットには、フィッシングなどのネット詐欺やマルウエア(ウイルス)といった脅威が多数存在する。グーグルでは、Webブラウザーが、それらに対する防御ラインになるべきだと考えている」(フェッティ氏)ためだ。 原則にのっとって、C