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ブックマーク / readingmonkey.blog.fc2.com (7)

  • 『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』という新しいスゴ本のこと

    この書 『わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる』の著者は 稀有の、あるいは新しい型の、書評家である。 取り上げられた書物を読みたくなるような書評家は何人もいる(もちろん、このの著者もその一人だ)。 しかし逆に、こちらがを勧めたくなるような書評家はまずいない。 いや、そもそも世にある大抵の書き手は、差し出すことはしても、受け取るところをあまり見せない。 彼らだってを読まない訳ではない(むしろたくさん読んでいるだろう)。しかしそれら膨大な量の読書が何によって支えられているか、もっとはっきり言えば、それらのを誰に教えてもらったか、詳らかにする人は少ない。 このの著者はまずそこが違う。なにしろ文の到るところに、「はじめに」に、「おわりに」に、そしてとりわけ書名に、これ以上にないくらいはっきり書いてある。『わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいる』と。 この題名は

    『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』という新しいスゴ本のこと
    kaido
    kaido 2020/05/01
  • 何を読もうか迷った時のために→Googleが選ぶ世界の名著120冊(2012年版)

    これまで何度かやった、Google Scholarの被引用数表示機能を使って、書籍について被引用数の多い順に並べたものの最新版である。 Google Scholarの被引用数表示機能を使うので、昔の文献ほど不利な扱いになる。非ヨーロッパ語の文献についても同様である。 また《名著》ということと、邦訳が手に入りやすいという理由から書籍に限ったので、被引用数が多くても論文は拾っていない。 これは学術コミュニケーションが論文を中心に行われるハード・サイエンスの諸分野がごっそり落ちてしまって、人文書中心のリストになってしまう以外にも、いろいろ問題がある。 たとえばロナルド・コースのEconomicaに掲載された論文The Nature of the Firm"(1937年)と、Journal of Law and Economicsに掲載された"The Problem of Social Cost"

    何を読もうか迷った時のために→Googleが選ぶ世界の名著120冊(2012年版)
    kaido
    kaido 2012/12/08
  • 97冊から選りすぐり→外国語学習の成功者たちがやったことまとめ

    『私はこうして◯◯語をマスターした』というは腐るほど存在する。 しかし、言語学習の研究者によれば、北米では研究者が複数の学習成功者の体験を収集し分析することはあっても、個人の学習履歴を人が書籍にまとめることはほとんどない。 ヨーロッパではロンブー・カトーの記録などいくつか例はあるが、毎年複数冊が出版される日のような盛況には程遠いという。 大量の語学学習成功者は、他にはない貴重なデータ群であると言える。 竹内理(2003)は、この種の著作120冊のうち97冊を入手し、普通の語学学習者の参考となる体験を得られるよう下記の7つの条件を満たすものを選び出し、著作のみでは情報の不足する場合については他の出版物、経歴表、人への確認などで補完することで学習記録のデータを集め分析した。 最終的に分析対象となったのは69冊、のべ185名(うち16名は重複)となり、対象言語は英語(101名)を筆頭に

    97冊から選りすぐり→外国語学習の成功者たちがやったことまとめ
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    kaido 2012/05/27
  • よく考えるための10冊/思考技術のためのプラチナ・クラシックス

    レトリカ(弁論術)は、発想法、構成法、修辞法、記憶法、提示法(今でいうプレゼンテーション)をコンポーネントとする、実践知性の総合技術である。 キケロはこの技術における史上最高の実践家であると同時に、ピタゴラス-プラトン以来の厳密知とソロン以来の実践知の系譜とを調停しようとした理論家、思想家であった。 ルネサンスでも、あるいはフランス革命でも、あるいはキリスト教ですらも、およそ我々が「西洋」と呼ぶ文明を形成したムーブメントにあって、この大昔のローマ人から直接間接にインスピレーションを得なかったものはほとんどないといっていい。 ヘンな宗教にはまって、さんざんな青年時代をおくっていた放蕩者のアウグスティヌスは、このローマ人の書に触れて真人間となり、やがては聖人にまでまつりあげられた。 同じく聖ヒエロスムスは夢の中で、この共和制ローマ最大の弁論家と自ら信仰の源たるイエス・キリストとどっちを取るのか

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    kaido 2011/07/17
  • 書けない時にあなたを助けるアウトライナー・ストーミング

    Author:くるぶし(読書猿) twitter:@kurubushi_rm カテゴリ別記事一覧 新しいが出ました。 読書猿『独学大全』ダイヤモンド社 2020/9/29書籍版刊行、電子書籍10/21配信。 ISBN-13 : 978-4478108536 2021/06/02 11刷決定 累計200,000部(紙+電子) 2022/10/26 14刷決定 累計260,000部(紙+電子) 紀伊國屋じんぶん大賞2021 第3位 アンダー29.5人文書大賞2021 新刊部門 第1位 第2の著作です。 2017/11/20刊行、4刷まで来ました。 読書猿 (著) 『問題解決大全』 ISBN:978-4894517806 2017/12/18 電書出ました。 Kindle版・楽天Kobo版・iBooks版 韓国語版 『문제해결 대전』、繁体字版『線性VS環狀思考』も出ています。 こちらは10刷

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    kaido
    kaido 2010/11/29
  • 子どもをくさらせる10の叱り方

    (用途) 子どもを引っ込み思案にしたいとき 子どもの自信を奪いたいとき 子どもを神経質で不安定な性格にしたいとき 1.責める 例: 「何度汚い足で家にあがるなって言ったの。どうして、いつもそうなの。お母さんの言うこと全然聞かないんだから!」 (子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。 2.馬鹿にする 例: 「なんて行儀が悪いの。当に汚いんだから」 「部屋が汚いじゃないか。当に犬やネコと同じね」 「また忘れたの?馬鹿ねえ。」 (子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。 3.脅し 例: 「もう一度やってごらん。お尻をたたくから」 「3つ数えるまでに着替えられなかったら、置いて行くからね」 (子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛される資格がない。 4.命令 例: 「今すぐ部屋を片付けなさい」

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    kaido
    kaido 2010/09/04
  • とても遅い読書:10年かけて読んだ本のこと 読書猿Classic: between / beyond readers

    タイトルは、実は正確ではなくて、当は読み出してから20年くらい経っているが、まだ読み終えてないがある。 読み終えてないだけなら、何冊だか分からないくらいあるが、自分としては割と前向きに(休み休みだが)読み続けているのに、まだ「終わらない」のである。 驚くような難解なではない。何しろ中身は対談でしゃべり言葉。メインにあたる著者は、これはちゃんとした書物というより「読み物」に近いと言っているほど、読みやすいである。 分量の方も多くない。多分、早い人なら数十分で、を読むのが遅い自分でも数時間もあれば読めてしまえるくらいのものだ。 実は読む通すだけなら、何度かしてる。 使い古された言葉で言えば、その度に「発見」がある。 もう少し正確に言うなら、その度に自分が読めてなかった箇所が見つかる。 それも、そう、そこかしこに。 最初から、「よおし、このは10年かけて読むぞ!」と意気込んだ訳でも、

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    kaido
    kaido 2010/06/19
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