1 調査の目的 我が国では高齢化が急速に進んでおり、平成25年(2013年)には高齢者が国民の4人に1人となり、平成47年(2035年)には3人に1人となると予測されている。 本格的な高齢社会を迎え、国民の一人一人が長生きして良かったと実感できる社会を築き上げていくためには、就業・所得、健康・福祉、学習・社会参加、生活環境等に係る社会システムが高齢社会にふさわしいものとなるよう、不断に見直し、適切なものとしていく必要がある。このような観点から、本調査は、健康状態、生きがい、外出、食生活、介護、医療に関する点など、高齢者の健康に関する実態と意識を把握するとともに、前3回(平成8年度、平成14年度、平成19年度)の調査と時系列分析を行い、今後の高齢社会対策の推進に資することを目的として実施した。 2 調査対象者、調査方法、調査事項等 (1)調査対象者 全国の55歳以上の男女 (2)調査方法 調