<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2007年05月21日 (月)視点・論点 「新左翼とその遺産」 同志社女子大学の政治学を教えております大嶽と言います。 最近、『新左翼の遺産』という本を書きまして、東大出版から出させていただきましたが、 今日はまず、新左翼とは何かということからお話したいと思います。 同志社女子大学教授 大嶽秀夫 <放送>ETV 午後10時50分~11時 <再>総合 午前4時20分~30分 学生時代、大学生の頃に、世界で同時多発的に発生した社会運動と言っていいと思いますが この新左翼と言いますのは、それまでの左翼、つまり共産党、あるいは共産主義国家、 社会主義運動、労働運動、ケインズ型福祉国家と言われる、西欧の社会主義政権のもとで 生まれた国家、そういうものに対して異議を申し立てるといった運動でありました。 まず、1956年、フルシチョフ