~全国高3テストの結果を受けて~ 文科省は、13日、全国の高校3年生約15万人を対象に実施した「教育課程実施状況調査」(学力テスト)の結果を発表したが、「ゆとり教育」を掲げて学習内容を削減した現行の学習指導要領で学んだ高校生を対象にした調査は初めてのことであり、注目されたが、旧指導要領の下で14~15年実施した結果に比べて、学力改善の兆しが見えたと報道では報じた。 調査は、平成17年11月に、国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語の6教科12科目で実施。前回と同一問題で正答率を比較すると、前回を上回った問題数は14%、同程度が80%、下回ったのが6%で、地理Bや化学?で上昇傾向、英語の聞き取りの能力もアップしたという。一方で、古典は正答率が低下、理数系は文科省の予想より成績が悪かったいう結果が出た。 今回の調査では意識調査も合わせて実施されたが、学校の授業時間以外の1日の勉強時間は「全く
■[教育]学力調査に対する差し止め仮処分申請の記事@京都――学力調査の話(9) 22:28 <学力テスト>違憲違法と差し止め申請 京都の児童生徒ら 毎日新聞 2006.04.16 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070416-00000105-mai-soci 全国テスト差し止め求め仮処分=小中生9人「違憲」−京都地裁 時事通信 2006.04.16 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070416-00000148-jij-soci 詳細はまだ分かりませんが、注目したい動きです。 「仮処分」とは、権利の実現が、いろいろの原因で危機に瀕している場合に、この権利に関する紛争の訴訟的解決があるまで暫定的・仮定的に保全をされる処分(処置)と説明されます。これが訴訟と大きく異なる点は、迅速に、裁判所へ判断を下すことが求
■[子ども・教育]学力テストのための模擬テスト 新学期第一週。予想通りというか、小学校によっては、24日に実施される全国学力テストのための練習(模試)が行われているらしい。たとえば「第5学年 算数調査票」「国語調査票」というタイトルなどで。書店では、学力テストに備えた練習のための教師向けHow to本が売られている。 子どもは、テストに備えた練習(勉強)をする。学校は、本番でいい点を取らせたいから練習(勉強)させる。それとも「見慣れない形式の設問だから、慣れさせるため」とでも言い訳するんだろうか。 首相をはじめ文教族・教育再生会議などがあちこちで「学校を競争させる」と主張している以上、「学校単位での点数は発表しない」と言われても、学校側としては安心なんかできない。「我が校の学力が低いなんてゆるされない!しっかり準備せねば!!」となるだろう。 文科省のネライとは随分ちがった結果になるのだろ
大学交付金、削減見直し…教育再生会議 安倍首相直属の教育再生会議(野依良治座長)は5月の第2次報告で、国立大への運営費交付金を削減する政府方針の見直しなど、教育予算の大幅な拡充を提言する方針を固めた。 特に、大学・大学院での高等教育に重点を置いた財政措置を求める考えだ。安倍政権が、最重要課題と位置づける教育再生と財政再建とをどう両立させるか、2008年度予算でも大きな課題となりそうだ。 同会議がまとめた提言の素案は、日本の教育予算は国際的に見て「極めて低い」と指摘し、「教育再生に必要な政策にはメリハリをつけた特別の財政措置が必要だ」として高等教育予算の充実を求める内容だ。 国立大への運営費交付金削減については、「最低限の光熱水費や設備のランニングコストは一定額を措置すべきだ。(政府方針を)見直す必要がある」としている。その上で、「教員数と学生数を前提とした一律的な配分ではなく、評価に基づく
過ぐる日に立ち話が聞こえた。 「専門科目だけ教えられたらいい」 「受験対応科目は、一部は予備校に任せたらいい」 などと、高校教師らしい。 私には、どこか能力主義に浸潤されたやり取りに聞こえた。 高校教師がかつて専門としてきた内容を教え、それがそのまま大学受験に対応できればよく、それで不足するものは塾や予備校に任せたいという主張。 これは、高校が普通教育を行う所という発想を欠いた発言に聞こえた。 東京都教育委員会は4月12日に「学習指導要領の改訂等に関する申し入れ」を発表しているが、その趣旨と通底しているように思われた。また、それは、現在国会に上程されている学校教育法改訂案の高校の目標規定と同じ発想に立っていると思われた。 以下が、申し入れ文書の一部だ。 現行の学習指導要領では、課程や学科を問わずすべての高校生が共通に履修すべき必履修教科・科目が定められているが、多様な高校生の状況に対応しき
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く