中学3年の検定教科書には「日本は粘り強く独島に対する領有権を主張しており、大韓民国の領土である独島を国際的な紛争地域にしようとしている」と書かれ、領土問題で一歩も引かない姿勢を指導している。 ロシアの教科書も北方領土について、「ソ連軍は23日間で日本を粉砕し、中国東北部と北朝鮮を解放した。南サハリンとクリール諸島(千島列島のロシア名)はソ連に編入された」(9年生用)と、占領の正当性を強調する。 その一方、「ロシアと日本の接近は、領土問題で複雑化した」とも記述。11年生用の教科書には「(北方領土問題が)2国間の平和条約締結の障害になっている」と記し、問題解決をのぞむ現在のロシア政府の意向を反映している。 これに対し日本の教科書は、尖閣諸島や竹島について「日本固有の領土」と明記しながらも、その理由を示さず、韓国や中国の領有権主張を併記しているケースも。今回の改革プランにより、より充実した記述が