1990年代に円売り・円買い双方の為替介入を手掛けたことで「ミスター円」として知られる元財務官の榊原英資氏は29日、日米の経済環境が変化しているため、急激な円安は続かず、日銀が為替市場に介入する必要はないと述べた。2017年6月撮影(2022年 ロイター/Thomas White/Illustration/File Photo) [ムンバイ 29日 ロイター] - 1990年代に円売り・円買い双方の為替介入を手掛けたことで「ミスター円」として知られる元財務官の榊原英資氏は29日、日米の経済環境が変化しているため、急激な円安は続かず、日銀が為替市場に介入する必要はないと述べた。 ロイター・グローバル・マーケット・フォーラムで「(円は対ドルで)140円に達するかもしれないし、140円すら超えるかもしれないが、150円や160円など一段と大幅に進むことはないだろう」と指摘。円安は主に日米間の金融