ユニクロの 9月の売上げは、速報値で前年同月比の 31%増(既存店ベース)となったそうだ。このご時世にすごいなあ。「一人勝ち」と言われるのも、無理もない。 しかも、あのジル・サンダーとのコラボによる "+J" というブランド(参照)がやたらと好評で、一つ壁をぶち破ってしまった感もある。 私が感心したのは、ユニクロが選んだコラボ相手が、ジル・サンダーだったということである。この人、ネーム・バリューとしては日本では 「知る人ぞ知る」 というぐらいのレベルで、同じドイツ人でも、カール・ラガーフェルドほどの華々しさはない。しかし、昔からずっと安定した実力を発揮してきた。 デザインの傾向としては、堅実でシンプルで上品で、しかもパターンがしっかりしていて洋服としての出来がいいということになっている。ドイツのデザイナーの多くは、そうした評価を得ていて、車に喩えればメルセデス・ベンツということになるんだろ