イスラマバード(CNN) 国際テロ組織アルカイダのナンバー2、アティヤ・アブドゥルラフマン容疑者がパキスタンで殺害されたと、米当局者が27日に語った。殺害時の状況は不明だが、事実ならアルカイダにとって重大な打撃となる。 同当局者はアブドゥルラフマン容疑者について、「昨年アルカイダのムスタファ・アブ・ヤジド幹部が死亡してから現場の作戦を統括してきた人物。指導者オサマ・ビンラディン容疑者の殺害後、後継のザワヒリ容疑者に次ぐナンバー2の立場にあった」と説明した。 また「アルカイダ系組織から信頼され、ビンラディン、ザワヒリ両容疑者を代表する存在だった。アルカイダの作戦や宣伝の詳細な計画を立てていた」「経歴でも能力でも右に出る者はなく、ほかの人材が交代するのは容易でないだろう」との見方を示した。アルカイダ内部の統制を固めようとするザワヒリ容疑者にとって、大きな損失になるとみられる。