長野市消防局中央消防署鬼無里分署の消防司令補(48)が、署の貯蔵灯油を抜き取り、持ち帰っていたとして、市は6日、司令補を懲戒免職処分にした。 自宅にはバイク約100台があったといい、「趣味のバイクを洗浄するため使った」と話している。市消防局によると、司令補は10月27日~11月10日の間の計3回、小屋内の貯蔵タンクから約60リットルの灯油を盗んでいた。勤務中の不審な様子から発覚した。 このほか、前任の松代消防署で昨年、浄水器の水計約600リットル分をペットボトルに入れて持ち帰っていたことも判明。司令補は「水は飲用だった。罪の意識からバイクは処分した。深く反省したい」と話しているという。油と水の損害額は計約7000円。弁償されたため市は刑事告訴を見送る。