【バンコク西脇真一】タイ王室は、プミポン・アドゥンヤデート国王(ラマ9世)が13日午後3時52分(日本時間同5時52分)、バンコク市内の病院で死去したと発表した。88歳。死因は明らかにされていない。兄のアナンタ・マヒドン前国王の突然の死により1946年に18歳で即位。今年6月、現役君主としては世界最長の在位70年を迎えた。開明君主として地方農民の生活改善運動などに取り組み、タイを東南アジアでも有数の近代国家へと導いた。 【デビッド・ボウイさん、桂春団治さん…】2016レクイエム さよならあの人 王室典範などの規定によると、長男のワチラロンコン皇太子(64)が後継国王に即位する見通しとなっている。 プミポン国王は27年、米マサチューセッツ州生まれ。第二次世界大戦後の混乱期に即位。積極的に地方を視察し国民の絶大な人気を得た。農業や漁業、小規模工業など多数の王室プロジェクトを実施する一方で、