宮城県は16日、名取市田高のレストラン「びっくりドンキー名取店」で食事をした県内の1〜44歳までの男女13人が嘔吐(おうと)や下痢、腹痛などの食中毒症状を発症したと発表した。このうち4人が仙台市内の病院に入院し、現在も3人が入院中だが、重症者はなく全員快方に向かっているという。 県によると、13人は14〜15日にかけて同店でハンバーグやパフェ、フライドポテトなどを食べ、2〜5時間後に発症したという。県では13人が共通して食べた食品などを調べ、同店で提供した食事が食中毒の原因と断定、病因物質の特定を急いでいる。塩釜保健所岩沼支所は同店を16日から3日間の営業停止とした。 びっくりドンキーは、札幌市のアレフ(庄司昭夫車社長)がチェーン展開するレストラン。低価格なハンバーグなどで人気があり、全国で297店舗、宮城県内では13店舗が営業している。 同社広報では「食中毒の発生は(昭和43年の)創業以