豪快なジャンピングボレーでオランダ初ゴールを決めた吉田(左)をカレン(中央)らが祝福する【写真:PICS UNITED/アフロ】 9月11日に行われたVVV対PSVは、スペクタクルなゴールの奪い合いの末、3−3で引き分けた。 前半は一方的なPSVのペースで、VVVは0−2とビハインドを負っていた。ハーフタイムのピッチ上ではGKウデグベ、DFティミセラがいつでも途中出場できるようなアップをし、さらにDFフルーレン、MFマグワイアー、FWダダもかなりペースを上げながら準備をしていた。彼らの姿を観客席で見ながら、「GKヘンテナールに代えてウデグベ……」と後半の布陣を頭の中でパズルする。できれば11人全員を交代させてしまいたいところだ。そのぐらい、前半のVVVはひどかった。 その象徴が11分、トイボネンに奪われた失点シーンだった。ボールを持った左サイドのメルテンスにDFメイがちょっと距離を離し