愛知県警一宮署は8日、駐輪場に置いてあった自転車のタイヤをパンクさせたとして器物損壊容疑で同県一宮市今伊勢町馬寄の自転車販売修理業、吉田誠容疑者(59)を逮捕し、送検したと発表した。「タイヤをパンクさせれば修理を依頼され、販売も伸びるだろうと思った」と容疑を認めているという。 同署によると、吉田容疑者は6日午後0時45分ごろ、自分の店近くの名鉄駅駐輪場にとめてあった男子大学生(19)の自転車の前輪タイヤを画びょうで突き刺してパンクさせた疑い。 同駐輪場では、同様の被害が相次いでいたため警察官が警戒していた。当時、発見した不審者が車で逃げたが、ナンバーから吉田容疑者が浮上した。吉田容疑者は、少なくとも昨年10月からの8件について容疑を認めているという。 同駐輪場では、他にも被害があったといい、署で関連を調べている。