神奈川県は4日、同県横須賀市で10月26日に異臭が発生した際に採取した大気を分析した結果、ガソリンなどが蒸発したガスに含まれる化学物質が、通常の最大約200倍の濃度で検出されたと発表した。これまでに県内で異臭が発生した際に検出した成分とほぼ同じだが、濃度は大きく上回った。原因は特定できていない。 県は「これまでに比べて高濃度だが、異臭を感じた時間が短いため直ちに健康に影響を及ぼす恐れはない」としている。 県によると、10月26日に採取した異臭からはイソペンタンやペンタン、ブタンが通常の約90~200倍の濃度で検出された。