画像は、『奇跡のリンゴ』公式サイトより どうも。オカルト・怪談を研究している吉田悠軌と申します。 現在公開中の映画『奇跡のリンゴ』。リンゴの無農薬栽培を成功させた木村秋則さんの半生を描いた作品として、各所で話題になっているようですね。 もちろん、僕も観てきましたよ。周囲から「リンゴの無農薬栽培など絶対にムリだ」と叩かれながらも、家族愛に支えられながら、ついに木村さんが夢を実現していくまでを描いたストーリー。そんなヒューマン・ドラマが丹念に描かれていて(129分の尺は正直ちょっと長すぎるかなと思いましたが)、映画館では、周りの観客たちが涙ながらに鼻をすする音も聞こえてきました。 ■奇跡のリンゴ、肝心なシーンが全部ない!? ……しかし。しかし、です。見当違いの批判とは重々承知ながら、あえて苦言を呈させていただきます。この映画はテーマ設定において、僕が期待していたものから決定的に外れていました。