ご無沙汰しております。 6月は珍しくずっと仕事しておりまして、こっちを更新できなくてすいません。 なお、仕事の内訳ですが、第二波でまた非常事態宣言が出て『復活の日』みたいなことにならなければ、設定監修とかシリーズ構成(?)とかやっていた新作企画が世に出ると思います。 『空想東京百景』シリーズではない...
僕が出版業界で働き始めたのは、約20年前からです。西暦2000年当時においては、まだまだ出版界は元気でした。しかし、今の日本の出版は、『死』に直面していると思っています。その理由は、出版不況や紙の衰退、リッチメディアへのトレンドシフト、趣味の多様化など様々な要素が絡み合った結果なのですが、もうひとつ『黒船のコンテンツ支配』を忘れてはなりません。 コンテンツ業界も、製造やIT、物流やソーシャルサービスと同様に、外資の脅威にさらされています。GAFA(Google,Apple,Facebook,Amazon)による圧倒的な物量と徹底した効率重視の戦略、旧態のルールを無視したプラットフォームサービスの提供などで、日本が誇る世界でも類を見ない高品質なコンテンツが、統一規格としてカタログ化されつつあります。出版業界は目先に利益に抗えず、メガプラットフォーマーにコンテンツを供給し、気づけばサブスクリプ
2016年2月29日に正式オープンしたカクヨムですが、いつもご利用いただいているユーザーの皆様のおかげで先月無事に3周年を迎えることができました。誠にありがとうございます。また3周年を記念して開催しました「カクヨム3周年記念選手権(KAC)」へも多数のご参加ありがとうございました。おかげさまで大変盛況で、現時点で延べ5,542作品にご参加いただいております。重ねてお礼申し上げます。 今日から4月。新しい元号も発表されて心機一転、次の4周年や5周年、更にその先の10周年に向けて、カクヨムも新たなフェーズへと進んでいきたいと思っています。今日はそんなカクヨムのこれからについて、今後の開発方針や、新たな取り組みについて、ご説明させていただきます。 これまでの振り返り カクヨムがオープンして3年間「書ける、読める、伝えられる。」を合言葉に、書くための便利な機能追加や読みやすくするための改善、小説の
6月1日に小説家になろう(以下「なろう」)グループ公式ブログで発表された「【重要】ダイジェストのお取扱い、その他規約に関するお知らせ」。これまで容認されていた書籍化作のダイジェスト掲載を禁止とする内容に、書籍化作家さんのTwitterやサイトの活動報告を中心としてちょっとした騒ぎになってます。 Twitterでの議論を眺めているうち、読み専(なろうのアカウントを持ちつつも作家活動を行わない読む専門の読者)な自分の現在の所感を書き留めたくなったのでまとめました。 まず、なろう書籍化パターンを概略すると、 小説家になろう書籍化ブームで、ファン買いについて考察。 小説家になろうから書籍化になった場合、それまでサイトに掲載されていた小説はどうなるかというと、 掲載小説をサイトから引き下げ 掲載小説の書籍化部分をダイジェスト化(やや詳細なあらすじのみ) 掲載小説はそのまま(+書籍版を大幅加筆) のパ
鈴木輝一郎@『何がなんでも長編小説が書きたい!』(河出書房新社)発売中! @kiichiros 60年生まれ。94年日本推理作家協会賞受賞。鈴木輝一郎小説講座は乱歩賞・横溝賞など全国屈指のデビュー実績。新刊「何がなんでも長編小説が書きたい!」発売中。紙書籍のみの発売なので数に限りがあります。購入はお早めに。amazonは> amzn.to/3DY5PFN kiichiros.com 鈴木輝一郎@『何がなんでも長編小説が書きたい!』(河出書房新社)予約開始! @kiichiros 小説投稿サイトに稿してスカウトを待つ小説家志望者の心理がどうしても理解できなかった。どう考えても新人賞に応募して受賞するのが簡単だから。「昔の同人誌みたいなものだ」と指摘されて納得。筒井康隆「大いなる助走」amzn.to/1VJcVF7 にメンタルがそっくり 2016-05-04 08:57:21
とくにまとまっていない。 anond.hatelabo.jp 読んだ。 まぁ、十中八九2chのカクヨムスレ民だろう。 なぜわかるかって? 俺もスレ民だからだ。 基本的には2chのカクヨム本スレで問題にされている内容だ。 フォロ爆・☆爆は運営側にも認識されているようで、明らかに評価軸が狂うので俺も問題だとは思う。 最近は、2chでは星爆したであろう人たちの魚拓を取ってリスト化までしている。 更に ・カクヨムは終わった。 ・何が失敗だったのか。 ・KADOKAWAはクソ。 ・ランキングから除外するな。 等など、この騒動に失望したのか既にカクヨムを失敗した産物として扱うのまで現れる始末でもはや阿鼻叫喚の地獄絵図である。 ランキングの仕組みが不透明なので作品の話題をだした途端にステマ扱いされたり*1、まともに会話できる状態じゃない。 俺の方がPVが上なのにランキング下位なのはなぜかだとか、逆にPV
カクヨム運営です。 多くの方よりご連絡・ご通報いただいております「異常な数の★(評価)を、読んだ実態のない作品につける」という迷惑行為につきまして、ご報告させていただきます。 本件については、個別の閲覧履歴を含む複数のデータを元に慎重な確認を進めなくてはならないため、時間がかかってしまっております。 ご心配をおかけしてしまっていること、お詫び申し上げます。 すでに検証作業に入っておりますので、3月4日付けの記事でご報告しました通り、明確な違反行為が確認された方については規約に則り厳正な対応をさせていただきます。 またアカウント削除者からの★が消えないという件も複数ご報告いただいております。 こちらは現在の仕様では、その作品に次の★が入ったタイミングで再計算され、消える仕組みとなっています。 わかりにくくて申し訳ありませんが、こうした実体のない★は、表示はされていますがデータとしてはカウント
※この記事は4000文字弱なため、1500万文字の4000分の1近くという前提でお読みください。 25歳以上の社会人で、アニメやラノベをちょっとかじってるレベルのネットおじさん達、ご機嫌いかがでしょうか。 なんか最近、WEB小説発のコンテンツが増えてきたけど、読みもしないで適当なレッテル貼って溜飲下げていませんか? それは老化の始まりですよ! 読まず嫌いで「似たような異世界テンプレばっか乱発して知性の低下なの?」とか考えていた時期が私にもありました。 それでも、曲がりなりにも一大ジャンルを築き上げ、大型書店では本棚一列全部がWEB小説発なんていうこのご時世です。 「読みもしないで批評するのはプライドが許さん!」というビブリオマニアとしてのよくわからん意地だけで努力した結果が、3ヶ月で1500万文字強(2016年2月調べ)だよ!!!! 本当に、私は何と戦っているんですかね? Kindleの積
―――ああ、今日も疲れた。 自分と同じスーツ姿の会社員と肩を並べ、電車に揺られながら思う。 大学を卒業し、そのまま入社した会社は人付き合いが面倒極まりない。仕事も全く楽しさを見出せず、ただ疲れるばかりだ。 毎日朝起きて、身支度し、会社へ向かって仕事をし、定時が過ぎたのを時計で確認しながら、仕事、仕事、仕事。 ようやく家に帰り、一杯のビールを飲んで気分をリフレッシュ。 そんな毎日が続くと、『俺って何の為に生まれてきたんだろう』なんて哲学じみたことを考えるようになる。 このままでは会社に、社会という閉じ込められた檻に、自分の一度しかない人生を捧げることになる。 そんなのは嫌だ、と思っていた矢先、俺はあるサイトと巡り逢った。 『小説家になろう』 それは、数多くの小説達が集った小説投稿サイトだった。 書籍化したものもあるようだが、読んでいるとそれと同じくらい面白い作品も、中にはある。 俺はいわゆる
http://kaku-yomu.kadokawa.jp/ 今アイディアとか意見とかいろいろ募集してるみたいなので増田にちょっと書いてみる。 縦書きがどうのとかルビがどうのとかそんな瑣末なUIの差ぶっちゃけどうでもいい。 自分が一番この企画に求めることは「『小説家になろう』とかいう小説投稿サイトを潰す」ということだ。 Web漫画って面白いよね。 ワンパンマンのバトルは熱いし、オナマスも捻くれてて面白い。 非商業物に限定してもバトルラブコメギャグスポ根といろんなジャンルがあって、いろんな作品が評価されてて、 自分がWeb漫画という存在を知った際は本当にいろんな作品を読んだ。 勿論画力や作品全体のクオリティに差はあったけれど、普通の商用誌に載ってる作品と遜色ない クオリティの作品が無料で読めるWeb漫画を読めば読むほど好きになっていった。 そして自分はWeb小説という存在を知った。 「Web漫
オーバーロード1 不死者の王 作者: 丸山くがね,so-bin出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン発売日: 2012/07/30メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (24件) を見る小説投稿サイトの小説家になろうに投稿されている作品はアルファポリスが昔からひっそりと書籍化していましたが、ライトノベル業界大手の電撃文庫が「魔法科高校の劣等生」を書籍化、エンターブレインが「ログホライズン」の書籍化をした事により、その存在が広範に知られるようになりました。 最近は「オーバーロード」に「Reゼロから始める異世界生活」と小説家になろうに掲載されている作品が次々にアニメ化され、「ナイツ&マジック」や「賢者の孫」と売れている作品も小説家になろうのものが増えてきましたね。ヒーロー文庫とオーバーラップ文庫はそれを主力としています。ファミ通
2015-09-06 中国のオンライン小説界がすごいことになっている件について photo by KreativeKewl 中国のオンライン小説がすごいことになっている件について 中国におけるサブカルチャーが日本の影響を強く受けている事は、色々と中国のポータルサイトや検索エンジンで検索することによって分かってきました。 中でもアニメや漫画と言ったオタク系のサブカルが中国でも、一部中国人の絶大な支持を受けている事は、良く言われる事ではありますが、ここまでか!と思わされるほどの情報量や情報の質、伝達の速さがありました。 しかし、どうやらアニメ・漫画だけではなく、近年日本で見られる一つの流れである、オンライン小説(いわゆるライトノベル)が流行っている状況は中国でも同じようなんです。そして、明らかに日本の影響を受けているとしか思えない部分があるんです。 タイトルが明らかに狙ってるじゃないの pho
アニメ化などで、よく話題となるライトノベル(小説)。そのラノベを無料で読むことができるネット上のサービス、comicoで「それ行けシンセ女子/L.F.O.」というタイトルの連載がスタートしており、とっても面白いんです。ミッション系の女子高に通う3人の女の子たちが繰り広げるシンセサイザをテーマにした物語。 軽いタッチで書かれているので、シンセについてまったく知らない人でも楽しくサラっと読むことができる一方、細かく読んでいくと、その中にはシンセに関するさまざまなノウハウ、さらには音楽に関する数多くの情報がちりばめられているので、結構勉強にもなっちゃうんですよね。 comico上で展開されれている高校生女の子3人を主人公とした小説、「それ行けシンセ女子/L.F.O.」 ページのトップに登場する挿絵を見ると、そこにはMOOG IIIcがドンと描かれているのに気づきますよね。comicoにある挿絵は
ご無沙汰しています。平和(あるいは編集K)です。 もともと4月頭には近況報告とかしようと思っていましたが、 少し前倒しての更新となりました。 サイト更新停止とはいったいなんだったのか…… ともあれ、今回の更新で取り上げるのは3月25日にオーバーラップ文庫から刊行される 「リーングラードの学び舎より」 についてです。 まあ、自分が担当編集なんですが、この作品に関しては一度しっかり紹介しておきたかったので。 なるべく一読者目線で書いていますが、宣伝ではあるので、 そういうのが嫌いな方はそっと閉じて頂ければと。 リーングラードの学び舎より 1 (オーバーラップ文庫) 作者: いえこけい,天之有出版社/メーカー: オーバーラップ発売日: 2015/03/24メディア: 文庫この商品を含むブログ (8件) を見る どんな作品? 「小説家になろう」という小説投稿サイトに連載されていた作品です。 架空の
魔王殺しの竜騎士 なろうに対する所感|鷹山誠一の活動報告 えー、「小説家になろう」のランキング上位にプロ作家がそのままのペンネームで載っとるぞ、という件について。 へー、ランキングトップ付近に顔を出したってのは初めてかもしれないなー、でも鷹山さんの作風なら納得かも……とか思ってたら、どうも炎上案件になっているようで。 まあ話題になるのはわかるんですけどねえ。どうも僕には周回遅れ感があるというかなんというか……確かに珍しいっちゃ珍しいけど前例はいくつもあるわけだしなんで? とか最初は思ったんですけど、よくよく考えてみたらそりゃ積極的に情報集めてる濃ゆいなろう民ならともかく、普通の人はランキング上位に載るくらい目立たないと気付きませんわなあ。 そんなわけで、僕の知ってる限りの類似案件を挙げてみようと思います。 他にいなかったとしても規約に違反しているわけでもなし鷹山さんが責められる云われはない
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