東日本大震災後、報道陣に初めて公開された福島第1原子力発電所で事故収束作業にあたる作業員たち(2011年11月12日撮影)。(c)AFP 【11月12日 AFP】政府は12日、3月11日の東日本大震災で事故が発生した東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所を震災後初めて報道陣に公開した。 防護マスクと防護服を着用してバスに乗った30人を超える報道陣の目に、津波で破壊され、冷却機能が失われた福島第1原発の荒れ果てた建屋が飛び込んできた。 燃料の放射性物質で自発核分裂が起きていたことが先週になって発覚するなど不測の事態が相次いでいるが、政府と東京電力は年内に冷温停止できるとの見通しを示している。 今回の取材ツアーは、問題解決が近いことを示そうとする東京電力の努力の一環で、外国メディアからは4人だけが参加を許可された。東京電力はこの日、平日の半数にあたる1600人が福島第1原発で作業していると