米Hewlett-Packard(HP)が、PC事業分離を検討していることを発表するとともに、webOS事業を終息させる計画を明らかにした。 PC市場で世界最大シェアを誇るHPの判断は、業界関係者の多くにとって、まさに「想定外」の出来事であったといえよう。 そして、首位のHPがこうした決断に踏みだそうとしていることは、それだけPC事業の収益性が悪化していることの証しだともいえる。 webOS搭載タブレット端末「HP TouchPad」。日本市場向けには来年以降の投入とされていたが、今回の発表によって日本では未発売になるだろう HPでPC事業を担当している部門は、Personal Systems Group(PSG、日本ではパーソナルシステムズ事業)である。 HPが発表した2011年度第3四半期累計(2010年11月〜2011年7月)決算では、PSGの売上高は前年同期比3.3%減の294億5