まだ肌寒かった4月初旬の朝。 山に入ると元気な歌声が聴こえて来た。 高い木のてっぺんで囀っていたのは、青い鳥。 その青い鳥は時々場所を移動しながら長い間、木のてっぺんで大声で囀っていた。 初めて出会ったオオルリだ。 初めて出会ったオオルリ、ぼさお もっと近くで見てみたいな。下りて来てくれないかな? そう思っていると、スーッと下りて来て目線の高さぐらいの枝にとまってくれた。 その姿を見た瞬間ショックを受けた。 お腹の白い羽はぼさぼさ。 とても疲れているように見えた。 オオルリはツバメと同じように春、東南アジアから海を渡ってやってくる夏鳥だ。 ここまでの道のりがどれだけ過酷なものなのだったかと物語っているようだった。 お腹がぼさぼさ。旅の疲れを感じさせた。 ぼさおと同じく4月初旬にやって来た、いけお ぼさおと同じ時期にやって来ていた綺麗なオオルリ(いけお)もいた。 いけおはしばらく囀っていたけ
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