今年3月で閉校を予定していた東京女学館大学(東京都町田市)が、春以降も存続する可能性があることが関係者への取材でわかった。一部の学生が留年するため。だが、大学側は教員を3月末で退職させる方針で、教員や学生は「存続するなら継続雇用すべきだ」と訴えている。 運営する学校法人東京女学館は2012年4月、定員割れが続いたことを理由に、翌年度以降の学生募集停止を決めた。教員や学生が「説明が不十分」などと反対したが、当時の1年生が卒業する今年3月で閉校すると説明していた。 大学関係者によると、現在約40人の学生が在籍。数人が卒業に必要な単位が足りず、いずれも東京女学館大での修得を希望している。一方、法人側は「募集停止の時に決めていた」のを理由に、3月末で教員全員を退職させる。新たに募集して留年する学生に対応するという。学生や教員は「教員を突然変えるべきではない」と反発している。 文部科学省によると、存