香港大学の構内にある天安門事件の犠牲者を追悼する記念像「国恥の柱」(2021年10月10日撮影)。(c)Peter PARKS / AFP 【10月13日 AFP】香港大学(HKU)が構内に設置されていた天安門(Tiananmen)事件の犠牲者を追悼する記念像の撤去を命じた問題をめぐり、制作を手掛けたデンマーク人彫刻家イェンス・ガルシュット(Jens Galschiot)氏が像を海外に持ち出すため弁護士を雇ったことが分かった。 撤去が命じられたのは高さ8メートルの「国恥の柱(Pillar of Shame)」で、香港が中国に返還された1997年から同大学に設置されている。 像は拷問され苦悶(くもん)の表情を浮かべる50人の体が積み重ねられたデザインで、1989年に中国・北京の天安門広場に民主化を求め集まり、軍に殺害されたデモの参加者を追悼している。 香港当局が反体制派の取り締まりを強化する