岩手・不来方高3年男子が自殺 バレー部顧問の指導原因か 岩手県立不来方(こずかた)高(矢巾町)3年でバレーボール部に所属していた男子生徒が今年7月に自殺したことが、6日までに分かった。男子生徒の両親は、行き過ぎた部活指導が自殺の原因と訴えており、県教委は近く第三者委員会を設置し、自殺の背景を調査する。県教委は、遺族の意向として高校名を明らかにしていない。 県教委などによると、男子生徒は7月3日朝、自宅で亡くなっているのを母親が見つけた。警察による検視で自殺と判断した。 県教委は7~8月、同級生や教員に聞き取り調査を実施。バレー部顧問で40代の男性教員が、6月にあった県高校総体の敗因を巡ってチームを厳しく指導したり、「自覚が足りない」などと男子生徒を叱責(しっせき)したりする場面があったという。 調査結果の報告を受けた両親は「部活の顧問が自殺の原因ではないか」と訴え、詳細な検証を求めた。男子