「私、友達がいないんですよ」 最近、いろんな人からこの言葉をよく聞くというか、私の中にひっかかりが残る。なぜかって、私も友達が全然いない実感があるから。 でも私をある程度知っている人にそう言うと、「お前が友達いないなんて言うな」「いつもたくさんの人に囲まれてるじゃないか」「嘘をつくな」と、ツッコミがあるというよりは、半ば罵倒というか、責め立てられる。なんでさなんでさ、だって友達、全然いないんだもの! 休日に気になったイベントがあっても、誘える人がいない。頭に浮かぶ人もいない。誘われもしない。SNSに「このイベントに来てるよ!」と書いたところで「私も行きたかったのに!誘ってよ」なんてコメントもつかない。 私は夏の音楽フェスが好きなのだが、大抵いつもひとりで参加している。この話をすると、好き好んでひとりでフェスに行ってる人だと思われるが、そういうわけでもない。「現地で会ったら乾杯しましょう!」