恐竜の鳴き声といえば、洞窟の奥から響いてくるような咆哮のイメージがありますが、実際は鳥みたいにピーピー鳴いていたかもしれません。 北海道大学総合博物館、アメリカ自然史博物館(AMNH)の共同研究チームはこのほど、2005年にモンゴル・ゴビ砂漠で見つかった約8000万年前の鎧竜の化石から、世界初となる恐竜の喉頭(こうとう)を発見したと発表しました。 さらに喉頭の仕組みを調べたところ、現代の鳥類と共通する特徴が数多く見つかったのです。 よって鎧竜は太く響く唸り声ではなく、鳥のように甲高く鋭い発声をしていた可能性が浮上しました。 研究の詳細は、2023年2月15日付で科学雑誌『Communications Biology』に掲載されています。