最近はパソコン、スマホが主流で、自分の手で書く機会が少なくなったけれど、日記も手紙も好きでした。普段は仕事でToDoリストを書いたり、プライベートのやることリストを書くくらい。いわゆる「メモる」ことは好きだけど、それが「思考を鍛える」ことに繋がる?と思い、本書を手に取りました。 筆者は、思考を鍛えていく過程において、メモほど最適なものは無いと述べています。 メモは記録のためでも、あとで見るためのものでもなく、「物事の本質をつかまえる力を磨くこと」で、その勘を研ぎ澄ませるのがメモを取る習慣なのだそうです。 本書には、メモの効用はもちろん、メモの仕方、「鬼のメモ力」実戦編……など、メモ好きとしては興味深かったです。 特に面白いと感じたのは、第五章の達人たちの「鬼のメモ力」。クリエイティブな偉人たちの発想や思想の素には、メモがあるということ。自分が普段行なっている「メモる」行為は、偉人たちには遠
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