最近は、葬儀も簡素化されることが多く、お通夜を省略したり、葬儀はごく親しい人だけで行ったり、お通夜も告別式も開かず火葬だけを執り行うなどの方式も増えてきました。そして、葬送の方法として最も簡素化されたものと言っても良いのがいわゆる「ゼロ葬」と呼ばれるものです。 この記事では、「ゼロ葬」とはなにか、また実際に「ゼロ葬」を行うことはできるのかなどについて説明してきます。 ゼロ葬とは ゼロ葬とは、火葬を行った後、火葬場から遺骨を引き取らないというものです。火葬後のお骨拾いで骨壺に納めることもなく火葬場に遺骨の処分をまかせてしまう方法で、究極的に簡素な葬送方法ともいえるでしょう。 このゼロ葬は、宗教学者の島田裕巳氏が2014年に出版した『0葬 ――あっさり死ぬ』という著書で、「もはや葬式やお墓に多額の費用をかける必要はない、死者を葬り弔うことへの意識は変化していくものだ」という主旨で提唱された「0
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