2009年、ドコモは「オープンOS」を支援する──NTTドコモ 辻村清行副社長:神尾寿のMobile+Views(1/2 ページ) 1999年はモバイルインターネットの歴史において、大きなターニングポイントだった。1999年2月22日、NTTドコモが「iモード」を開始。ここから日本の携帯電話業界は、1990年代の「電話の時代」を越えて、「データ通信の時代」に足を踏み入れた。 あれから10年。ドコモが切りひらいた日本のモバイルインターネットの世界は、「第3世代携帯電話(3G)」への移行や、非接触IC モバイルFeliCaを用いた「おサイフケータイ」の登場などを追い風に、質・量ともに爆発的な拡大を遂げた。2000年代中盤には3G移行を有利に進めたauに市場トレンドのキャスティングボートを握られ、番号ポータビリティ(MNP)制度開始後はソフトバンクモバイルの低価格攻勢に悩まされるなど、紆余曲折は