こんにちはみどりの小野です。 第9回短編小説の集いに参加してみました。今回のテーマは「雨」。 なぜか天気と変態紳士のおバカSF的な物が出来上がりました。拙いですがお時間があれば読んでみて下さい。微乳もあるよ! 【第9回】短編小説の集いのお知らせと募集要項 - 短編小説の集い「のべらっくす」 ****** 雨雪と賢者 世界が変わったのは1975年。カリフォルニア州の広大なライ麦畑の中だった。 当時気象センターに勤務していたロバート・バーンズは、近くを通りがかった台風の中心気圧を測るため畑の中で待ち構えていた。 1967年に飛行機による命がけの観測が終了されて以来台風の中心気圧はドボラック法、と呼ばれる推定法で観測されていた。気圧を実際に測定できるのは台風がたまたま接近した時だけだ。貴重なチャンスに彼は車の中で身震いしていた。振動式気圧計は車の中に備え付けられている。この車で台風の目の中に飛び