拒めど時は経ち、認めねどその日は来て、 君は泣いた、君は泣いた 僕はただ、ただ唇噛み締めた 涙を止めて 涙と君が綺麗すぎて 僕の心は千々に散り散りに千切れ去ってしまうよ さて桜色、君を隠すには足りず 僕らの心、狂わせるには充分すぎて その瀬戸際で、そう、裂けるんだ 涙流して時が止まると言うなら、 僕だって、いくらだって 別れの季節に出会った悲劇 僕は先にあの場所で待っているから 君のことなら、忘れないから 忘れられるはずも無く、泣くしか無いのか? 黒髪に絡まる桃色の花弁 ねぇ、ねぇ、 桜花その色で僕たちを切り取って 網膜に、僕と君の計二対のカンバスに そのタイトルは『桜と僕ら』 お願い、描いてよ あぁ痛ぇ そりゃ弱音も漏れるってもんです 「これ程までに痛いのならば、出会っていなければ」 と、思えるなら最初から痛がってない 最初から惹かれあってない そんな仮定は存在しちゃいない 仮定否定して