ドイツの首都ベルリン(Berlin)の議会で、最低賃金制の導入を定めた法案の採択を行うアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相(中央右)とアンドレア・ナーレス(Andrea Nahles)労働社会相(中央、2014年7月3日撮影)。(c)AFP/CLEMENS BILAN 【7月4日 AFP】ドイツ議会は3日、同国初となる全国一律の最低賃金制の導入を定めた法案を採択した。労働組合に加え、保守派のアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相の中道左派の連立相手にとっての勝利と受け止められている。 8.5ユーロ(約1200円)の最低賃金は2015~17年にかけて段階導入され、低賃金層500万人以上が恩恵を受けることになる。これで欧州連合(EU)加盟28か国のうち21か国が採用している法定最低賃金制が、EU最大の経済大国ドイツでも実施されることになった。 かつてメルケル首相は
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