歌舞伎座で「令和」が盛り込まれる…「治めて御代を 令和の弥栄」 3枚 東京・歌舞伎座の「四月大歌舞伎」(26日・千秋楽)が2日、初日を迎え、平成最後の大歌舞伎として、「平成」の世を讃える新作「平成代名残絵巻」が上演された。平成が締めくくられ、新時代を迎える節目を記念する狂言で、台詞にも、1日に発表された新元号「令和」が盛り込まれた。 源平の世界になぞらえ、新時代に思いをはせる物語。ハイライトは、対峙(たいじ)する源氏と平家に、坂東彌十郎演じる平宗清が「治めて御代を 令和の弥栄」と、御代が変わる今、争いごとを起こしてはならないと諭す。そして舞台が決まると「さらばさらばと わかれてこそは時を得て 令和の御代とぞなりにける」と唄いおさめた。 また、脳内出血による闘病を経て昨年9月に4年10カ月ぶりに舞台復帰を果たした中村福助(58)は、常盤御前を演じ、本格復帰への道のりを印象づけた。「歌舞伎を愛