航空自衛隊は、50代の空将が複数の部下に対して長時間にわたる指導を繰り返すなどのパワーハラスメントを行ったとして、停職4日の懲戒処分にしました。空将は航空自衛隊で最も階級が高く、パワハラによる懲戒処分は初めてです。 航空自衛隊によりますと、50代の空将は去年8月以降、複数の部下に対して、相手に理解できるような具体的な内容を示すことなく、長時間にわたる指導を繰り返し、部下に精神的な苦痛を与え職場環境を悪化させたということです。 指導は1回あたり、およそ3時間に及ぶこともあったということで、パワハラにあたるとして、21日付けで停職4日の懲戒処分にしました。 空将は、聞き取りに対して「具体的な指導事項を示さずに指導をすることが合理的な手法と思っていた」などと話しているということです。 空将は航空自衛隊で最も階級が高く、パワハラによる懲戒処分は初めてだということです。 航空自衛隊トップの内倉浩昭航